〜 〜 中略 〜 〜
ダニエルさんは、私有地である牧場へ侵入しては無法を繰り返す
これらバイク集団に、毎日頭を悩ませていた。
大きな音に驚いて牛は散ってしまい、子牛も逃げまわる途中でケガをし、
養鶏も卵を産まない個体が増えるなどの被害にほとほと困っていたのである。
当然、ダニエルさんも何もしていなかったワケではない。
数十キロにもおよぶ柵をもうけ、100Mおきに私有地です立ち入り禁止とのカンバンはもちろん
入り口の道にはチェーンと鍵までつけて牧場を守っていた。
しかしスグにこの集団によってチェーンは切られ、柵は無残に破壊され、あげくのはては小型ブルドーザーまで持ち込み、
バイクのコースまで作って遊んでいたそうだ。
この日も入り口の道の鍵が壊され、牛たちが逃げだしてきた事に気づいたダニエルさんが
家族とともにこの犯人に注意をしに行ったそうだが、見つけた相手が何度も牧場を荒らしていた主犯格の男だった為に
普段温厚なダニエルさんが怒り、先に犯人を突き飛ばしたそうである。
結果はご覧のとおり反撃に出たバイカーにフルボッコにされたダニエルさんであったが、警察がダニエルさんを捕まえる事はなかった。
さすがに疲れたダニエルさんは近々牧場は閉鎖する事に決めたそうである。
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