>>19 関係なくは無い。
ある意味で、経験値とドライバー側の感性が物を言ったF40時代よりも
ハイテク満載で誰にでも扱える様に成った現在においてのパワー第一主義の方が、
“ドライバーの心を育てる車作り”という観点/概念が欠けている。
何にせよ、F50時代以前のスーパーカー乗りは“命がけ”という面も有った為に総じて行動に対して注意深かったが、
今の時代はファッション感覚で乗れる故に、自信過剰で自身の腕や判断力/経験値を過信する成金ドライバーが多い。
商業的利潤の追求に力点が置かれ、数値上のスペック向上のみを追い、
文化や哲学という本質が陳腐化した事は事実だ。
ハイテク・デバイスの見本市状態の現代のフェラーリから、エンツォの心を感じとれるとは思えない。
それらの広範囲での心理的な影響面も含めて、過去と現在にはビジネスのあり方に大きな違いが有る。
メーカー主導で市販フェラーリで素人参加型のレースを開催する必要は無い。
大金持ちのみを対象とするモータースポーツ文化を無理矢理作り出そうとしても市場規模は限定的に過ぎず、
全世界規模での実態経済には何ら貢献しない。
フェラーリとは、自動車産業界の粋を極めた存在たる工芸美術品として美術館の様なガレージに飾り、
ため息交じりに眺めて楽しむべき物であった方が、自動車産業界全てのビジネスが健全に活性化される。
返信する