手塚の『火の鳥』が浮かぶなぁ…
あの場合は罰として死ねない体になるんだっけ。
で、絶望して自殺するも死ねない。気が狂うような年月が過ぎ、やがて人類が絶滅。でも死ねない。
膨大な年月が過ぎ、淋しさのあまりに仕方なく研究所か何か作ってロボットを製作、でも上手く行かない。
やっとできたロボットは人間らしさが足りず納得が行かない。
結局ブチキレてロボットを破壊、『やはり人間でなければダメだ』と、生物の居ない地球の海に化合物を垂らし、微生物が生まれるのを待つ。
それが魚類に進化するまで待ち、地上に上がるまで待ち、ほ乳類が生まれるまで待つ…
で、やっと人間に進化したと思ったら、進化の過程が狂って知能を持った巨大なナメクジが地球を支配するようになってしまう。
やがて高度な文明を持ったナメクジ同士が争いを始め、核戦争で全滅。
生物が居なくなった地球を見ながら「今度は人間に進化してくれるといいな…」と、失意の中で再び化合物を海に垂らすところからやり直し。
確か何度目かの実験で人間への進化は成功するんだけど、
“我々を創った神よ！”だの“俺は世界の支配者だ！”みたいな人間の指導者が発するセリフを聞いて、
『我々を創った神、つまり俺かぁ…化合物垂らしただけだが。
世界の支配者だと？…お前らは何度も実験した結果生まれた単なる生物というだけだぞ。』
みたいな受け答えがあったから、人間の存在はそもそも大したことはなく、時間にしても長大な時間の一瞬に過ぎないのだ、的な戒め話だったような。
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